珈琲豆の種類


珈琲豆の原種は3種類



珈琲豆の原種は3種類。

アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種があり、最後のリベリカ種は日本には殆ど入ってこない。
一般的に2種類と言う人もいます。

個々に特徴はありますが、アラビカ種がレギュラー珈琲として飲まれていて、その原種が全世界に広がり、同じ原種にも関わらず様々な味と個性となって親しまれています。


ワインの材料、葡萄と同じ様に土地、標高、環境により違いがはっきり出てきます。

さらに、その土地の農園により味も様々。

最近は、ワインと同じ様に農園毎にコンテストが行われプレミアム珈琲豆として販売されています。

アラビカ種は



学名:Coffea Arabica


始めはエチオピアで薬用として飲まれていた珈琲ですが13世紀に焙煎の技術が確立され、16世紀にはヨーロッパへ広がり、全世界に広がったとされています。

アラビカ種は全世界で7割を占め、美味しく飲めるのは、このアラビカ種のみ。

それでは、ロブスタ種は・・・


ロブスタ種



学名:Coffea Robusta Linden

独特な香りの有る珈琲豆で、いわゆるロブ臭と呼ばれる個性有る苦味が特徴。

ストレートで飲む事は殆ど無く、インスタントコーヒーや、缶コーヒーに使われています。

ブレンドに入れようと思ったら2割入れただけで、ロブ臭が強くて飲めなくなってしまう。
これを主に使っているインスタントコーヒーと缶コーヒーは本当に美味しくなるのかな~


何で同じ珈琲なのに



同じ原種なのに、何であんなに味が違うんだろ。

代表的なブラジル、コロンビア。

ブラジルは苦く、コロンビアは酸味と香りが特徴。
珈琲豆が育つ土地は、赤道直下。

コーヒーベルトと呼ばれる、南北両回帰線内(北緯23度27分、南緯23度27分)の熱帯・亜熱帯地域に分布し60余りの国で栽培されています。


土の違いで、あんなにも育ち方が違う珈琲豆。

ふしぎな植物です。


日本でも珈琲豆栽培



コーヒーベルトの端に少し引っかかっているのが沖縄地方。

小規模ながら栽培されている様だが、味はどうなんだろう。

こんど、取り寄せ様かと思っています。
多分相当高いと思う。

明治時代には、小笠原でも栽培されていた様だが美味しいのはできなかったんでしょう。

やはり、標高が重要らしい。
良い豆は標高1千メートル以上で作られているのです。

日本じゃ無理かな・・・


標高が重要



アラビカ種は特に、高温多湿を嫌う。
乾燥や冷害も大嫌い。

平均気温20度は必要とされているため、赤道直下の標高の高い所が良い珈琲豆を作り出します。

標高が高いと湿度や霜が少ないからだそうで、2千メートル付近で作られる珈琲豆もあるが、急斜面のため栽培が難しい。
なので生産量も少なく、プレミアが付くのです。

美味しいもの程、生産量がく少なく値段が高い。

ブルーマウンテンなんか日本人しか買わない、なんて言われています。


珈琲の実



珈琲の木は、アカネ科コフィア属に属し、多年生の喬木である。

アカネ科は6000種程確認されており、その多くは薬効があるとされていて、健胃、覚醒、止血、解熱強壮と言ったものに使われていました。
日本ではクチナシなどがアカネ科に属し、やはり生薬として使われています。

珈琲の実は、赤でレッドチェリーと呼ばれ、その外皮を剥くと果肉があり、ほんのり甘くさくらんぼの様です。
その中心部に一対(2つ)の種子が珈琲豆で、洗って乾燥させたのが生豆。

一対としたが、その殆どは向かい合っていて二つに分かれていますが、まれに一つだけの豆がある。それをピーベリーと呼び、珍重されています。
しかし、原因は異常交配が原因とれて早咲きや遅咲きの先端部に出来やすい様です。


本当の原因は定かでは無いが、珍重されている分美味しいかと言うとそうでもなく、豆が丸いので焙煎のしやすさで言ったら、ムラの無いベストな焼具合となります。

だから美味しいと言われているのでは?